第6話 北ア主脈全山縦走 約1ヶ月間ポトリスはお預け

北アルプス主脈全山縦走タイトル写真

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旅程・縦走の詳細は当管理人の登山サイト北アルプス主脈全山縦走記録に譲りますが。8月28日よりかねてより行いたかった北アルプス主脈全山縦走を達成させるため、札幌を出発して1ヶ月近い旅路に出た。翌29日に上高地入りして翌日から縦走をスタートし、北アルプスの主脈をたどって行き、9月22日に親不知海岸にゴールするまでずっと山の中であった。山以外の旅程中でネットカフェに寄る事もなかったため、旅程中PCには全く触れず、約1ヶ月間ポトリスはお預けとなった。尚、出発前にかえるの家やカオスといったギルドサイトと自分の登山サイトの掲示板に縦走出発の書き込みを行い、縦走を終えて戻って来てからも改めてこれらの掲示板に達成報告の書き込みを行った。

年明け早々にポトリスを始め、特に2月にランキングサーバーにデビューしてからは一時は廃人に近いやり込みを見せた。その一方でこの縦走を行う事を諦めずに取り組み、春以降時々山に出かけていた。約1ヶ月もポトリスから離れるのはポトリスを始めてから初めてであり、ポトリスに夢中だった当時では考えられないものがあった。ただ、7月からポトリス2のベータテストが始まり、それまでのポトリスからポトリス2へユーザーが移行してきている感じであった。更にこの縦走の資金を稼ぐために約1ヶ月間仕事をしたため、これまでに比べポトリスから距離を置く様になった。そういう点では、一旦区切りが付いたと言えるものでした。

この縦走では携帯電話を持参したもの、予備電池などで充電する手段は持参していなかった。更に経済的にきついために有料の山小屋にはほとんど泊まらなかったため、携帯電話を充電する機会もなかった。ただ、持っている携帯電話はカメラが内蔵しない所かダウンロードアプリにもまだ対応しておらず、昨今のスマートフォンいやそれ以前の携帯いわゆるガラケーと比べても、できる事は限られていた。しかも、カメラはまだデジカメではなく、フィルムカメラでした(デジカメ移行は2006年)。

そのため、基本縦走中は携帯の電源を切って行動し、携帯サイトで天気などを調べたり通話する時のみ電源を入れて使用する様にしてバッテリーの消費を抑えていた。実際、縦走の日程が予定より長引いてしまい、帰りのフェリーの予約変更の電話を縦走中に行った。終盤まで電源はもったもの、それでもゴールまでには間に合わなかった。悪天候による停滞も重なり、山中20日以上というそれまで行ってきた縦走と比べてもあまりにも長いものとなった。もっとも、それ以前に行った南アルプス全山縦走では、携帯電話すら持っていなかったですから。

もし縦走中にポトリスを行うならば、ノートPCと無線通信カードを持参しなければならなかったでしょう。更にそれだけではなく、携帯電話用よりかなり大きい予備バッテリーもいくつも必要でしょう。何といっても縦走に持参するのに苦にならないノートPCはまだなく、テントの重量と比べてもより重いので、持参する事自体無駄と言える程である。空前絶後の大縦走であり、スタート時のザックの重量は何と40kg程もあったのですから。それだけに、これ以上重い装備を追加するのは厳しいものがあった。もっとも、当時の自分はデスクトップPCとは別にノートPCを購入する経済的余裕などなかったのですから。

携帯電話すらバッテリー対策が充分にできず、最後までもたなかった事を考えても、この縦走にノートPCを持参してポトリスをやろうとする事自体無謀と言えるものがあった。電源対策のみならず、重量やサイズという問題も大きかった。時代が下り、2010年代以降であれば、縦走に持って行くのにも苦にならない程の大きさの極小ノートPCも出てきており、それ自体が無線通信に対応している。バッテリーも昨今のスマートフォン同様に充電できるとなれば、持参は現実的になろう。「ポトリスが携帯でできる様になれば」、実現化するのは当時から見れば更に10年程後であろう。

ポトリスでの挨拶の時に「よろしく!焼岳・穂高岳~親不知海岸達成!!全山縦走万歳!!!」としたりしてきたが、焼岳・穂高岳が序盤で、ゴールが親不知海岸であるこの北ア主脈全山縦走からである。同様の挨拶は南アルプス全山縦走のバージョンもあり、今回の北アルプスの縦走を行う以前から使用してきた。これらの挨拶は当本館ではギルド戦のギャラリーなどで見られる。

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